女性によく起きやすいとされる症状や病気を中心に内科領域全般を診療していくのが婦人科になります。この場合、子宮や卵巣の病気の可能性はないか、月経(生理)がきっかけの症状によるものなのかといったことをみていきます。また患者さまの訴えや症状などから、女性患者さまが多いとされる更年期障害や骨粗しょう症の一症状の疑いがあれば、診断をつけるための検査を行うこともあります。
なお内診につきましては、診察時に必ず行うものではありません。診断をつける際にいくつかある検査(超音波検査、おりもの検査、がん検査、血液検査 等)の中から必要に応じて用いられるものです。ちなみに内診に抵抗がある方につきましては、腹部の上から超音波検査をしていく経腹超音波検査で対応可能なケースもありますので、お気軽にご相談ください。
上記のほか、当診療科では性感染症(STD)につきましても診療範囲に含まれます。とくに女性の場合、性器クラジミア感染症や淋菌感染症に感染しても症状が軽度か無症状のことが多く、放置しやすくなります。そのままの状態が続けば感染源になり続けるほか、不妊症の原因にもなります。このような状況にならないためにもパートナーの感染が判明した、感染の有無は不明だが心当たりある場合は、一度ご受診ください。婦人科には、女性医師も在籍しています。
このほか、貧血や肩こりの症状に悩まされている女性は、女性ホルモンのバランスが乱れていることも考えられます。また原因が特定できない体調不良にお困りの場合も当診療科にて対応いたします。